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【税理士選びの基礎 #6】本当に困ったときに寄り添える税理士とは

こんにちは。
福島県郡山市で税理士をしている、遠藤光寛です。
これまで国税に18年間勤務し、現在は税務顧問、相続、再建支援、経営相談など、幅広いご相談に対応しています。

今回は、私自身があらためて気づかされたことを書いてみます。
それは、長くお付き合いが続くお客様には、はっきりした共通点があるということです。

税理士を探すとき、多くの方は料金や距離、知名度を気にします。
もちろんそれも大切です。
ただ、実際に長く信頼関係が続くかどうかは、別のところで決まることがあります。

それは、本当に困ったときに、その税理士が寄り添えるかどうかです。

長く続くご縁と、単発で終わるご縁があります

日々いろいろなご相談を受けていると、長くお付き合いが続くお客様と、単発で終わるお客様がいます。

これは、相性だけの問題ではありません。
改めて振り返ってみると、そこにはかなり分かりやすい違いがありました。

ただ税務申告を終わらせるだけの関係で終わるのか。
それとも、会社やご家族の大変な局面を一緒に乗り越える関係になるのか。
この違いは、最初の相談内容や、そのときの切迫感に表れています。

長く続いているお客様に共通していること

これまで長くお付き合いが続いているお客様には、次のような共通点がありました。

・他の税理士に断られた難しい案件
・リスケジュールが必要な経営再建中の企業
・裁判や行政対応を伴う複雑な状況
・倒産寸前まで追い込まれていた会社
・組織が不安定で、離職率が高い会社
・銀行や行政との交渉が必要な再構築案件
・整理が難しく、感情面の負担も大きい相続案件

つまり、誰でも対応できる話ではなく、誰かが本気で向き合わなければ前に進まない状況ばかりでした。

簡単ではない。
すぐに成果が見えるとも限らない。
それでも、何とか立て直したい。再出発したい。
そういう思いを持った方々と、結果として長いお付き合いになっています。

単発で終わるご相談には別の傾向があります

一方で、単発で終わるご相談には別の傾向があります。

・業績が安定しており、どの税理士でも対応できる
・特に困っているわけではなく、相談だけで終わる
・急ぎの課題がなく、深い関与を求めていない
・すでに他の税理士がいて、比較検討の一環として相談している

こうした案件が悪いわけではありません。
ただ、困りごとの深さや緊急性が低い場合、税理士に何を求めるかがはっきりしていないことがあります。

その結果、相談して終わる。
話を聞いて安心して終わる。
あるいは、今すぐ何かを変える必要はないという結論になる。
そういう流れになりやすいのです。

振り返ると、本当に困っている人と長く歩んできました

なぜこのお客様とは長く続いているのか。
なぜあのご相談は単発で終わったのか。
改めて整理してみると、すっと腑に落ちました。

私は、本当に困っている人、行き場を失いかけている人、それでも立て直したいと考えている人と長く歩んできたのだと思います。

これは、楽な仕事という意味ではありません。
むしろ逆です。
時間もかかる。判断も難しい。感情の重さもある。
しかし、そこで本気で関わる人がいなければ、会社や家族そのものが崩れてしまうことがあります。

そういう場面にこそ、税理士の存在意義があるのではないか。
私はそう考えています。

税理士の仕事は、数字を処理するだけではありません

税理士というと、申告書を作る人、帳簿をまとめる人という印象を持たれがちです。
もちろん、それも大事な仕事です。

ただ、本当に困った局面では、それだけでは足りません。

資金繰りをどう立て直すか。
銀行にどう説明するか。
税務上の傷をどこまで広げずに済ませるか。
関係者との調整をどう進めるか。
経営者の迷いをどう整理するか。

こうした問題に向き合うとき、税理士は書類作成の人ではなく、判断と整理の人になります。
だからこそ、本当に困ったときに寄り添えるかどうかが、その税理士の価値を大きく左右します。

本当に必要とされる仕事をしたいという思いがありました

振り返ってみると、私は開業当初から、本当に必要とされる存在でありたいと考えていました。

ただ数字を処理するだけではなく、会社の命を守るような仕事がしたい。
経営者が一人で抱え込まなくて済むような仕事がしたい。
困っている人が前に進めるように支えたい。
どこかで、そう思っていたのだと思います。

だからこそ、今も残っているお客様が、難しい状況でもあきらめなかった方々ばかりなのは、ある意味で自然な結果なのかもしれません。

自分の在り方が、そのまま集まるお客様に表れている。
そう感じています。

良い税理士かどうかは、平時より有事で分かります

普段の月次処理や申告だけを見ていると、税理士の違いは分かりにくいことがあります。
しかし、本当に困ったときには違いがはっきり出ます。

問題が起きたときに逃げないか。
難しい話でも整理して説明してくれるか。
すぐに結論が出ない状況でも、一緒に考え続けてくれるか。
都合のよいことだけでなく、厳しい現実もきちんと伝えてくれるか。

こうした場面で信頼できる税理士であれば、単なる外注先ではなく、経営の支えになります。

税理士選びでは、平時の便利さだけでなく、有事のときに誰が横にいてくれるかも見ておくべきです。

簡単ではない。でも前に進みたい。その思いが出発点です

今、他の税理士に相談しているが少し行き詰まっている。
本当は相談したいが、どこにも頼れない。
今の状況をどうにか乗り越えたい。
そう感じている方もいると思います。

私は、すべての案件を派手に解決できます、とは言いません。
ですが、本気で立て直したい、投げ出さずに前に進みたいという思いがある方とは、しっかり向き合いたいと思っています。

難しい案件ほど、表面的な答えでは解決しません。
だからこそ、状況を整理し、論点を絞り、次の一手を考えることが必要です。
その過程に寄り添うことが、私の仕事だと考えています。

まとめ

長くお付き合いが続くお客様には共通点があります。
それは、本当に困っていたこと、そしてそれでも前に進みたいという意思があったことです。

・他では断られた
・状況が複雑で整理が難しい
・経営や相続がぎりぎりの局面にある
・それでも何とか立て直したい

こうした状況では、税理士に求められるのは単なる処理能力ではありません。
本当に困ったときに寄り添えるか。
厳しい状況でも整理しながら前へ進めるか。
そこが問われます。

税理士選びで迷っている方は、何をしてくれるかだけでなく、どんな場面で頼れる人なのかも見てみてください。
本当に苦しいときに支えてくれる相手こそ、長く信頼できる税理士だと私は思います。

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今の税理士との関係に迷いがある方、他では難しいと言われた案件で悩んでいる方、税理士変更やセカンドオピニオンを考えている方は、まず税理士無料診断をご活用ください。

今の状況で何が問題なのか、どこを整理すべきかを見える化するきっかけになります。
いきなり結論を出さなくても構いません。
まずは現状を整理するところから始めてみてください。

福島県郡山市で、税理士のセカンドオピニオンを中心に活動。 国税18年、税理士8年の経験をもとに、経営の損失を防ぐため、お金、人材、時間、機会、家族、未来の6つから企業を支援。

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