税理士の変更、セカンドオピニオンをお考えなら、遠藤会計。国税と税理士の知見で、経営の損失を食い止める。

【金融機関交渉】決算後の金融機関回り

2026.02.12

決算が終わった後こそ 銀行との対話を深める重要な時期です

顧問先企業の社長とともに、決算報告を兼ねた金融機関回りを行いました。
決算書を作って終わりではなく、その数字をどう伝え、どう次につなげるか。
今回の動きは、まさにそのための時間です。

決算直後のこの時期は、金融機関に対して

昨年度の実績報告
今年度の方針
今後の展望

を直接伝える重要なタイミングです。
私は、ここを単なる挨拶回りで終わらせてはいけないと考えています。
銀行は決算書の数字だけを見ているわけではありません。
その数字がなぜそうなったのか。
これからどう動くのか。
社長が何を考えているのか。
そこまで含めて見ています。

だからこそ、決算後にきちんと対話の場を持つことには大きな意味があります。

数字だけでは伝わらないことを 現場の言葉で補う必要があります

今回も、社長と一緒に取引金融機関を回りながら、昨年度の実績と今後の方向性を説明しました。
普段は作業服で現場に立つ社長も、この日はスーツ姿で同行されました。
現場の最前線に立つ経営者が、自ら銀行へ足を運び、自分の言葉で説明する。
この姿勢そのものが、金融機関に与える印象を大きく変えます。

私はその横で、財務データの補足や事業の背景説明を担当しました。
決算書には表れていても、数字だけでは伝わりにくいことがあります。
なぜ利益がこうなったのか。
なぜ前年と動きが違うのか。
今年度は何に力を入れるのか。
そうした背景を整理し、金融機関が理解しやすい形にして伝えることが、税理士としての役割だと考えています。

数字は大切です。
ですが、数字だけでは誤解されることもあります。
だからこそ、数字の裏側を言葉で補い、社長の考えと現場の実態をつなぐことが必要になります。

銀行対応は 借りる時だけ では遅いのです

金融機関との関係は、資金が必要になったときだけ急に作れるものではありません。
むしろ、何も起きていない平時にどれだけ丁寧に対話してきたかが、いざというときの反応を左右します。

私は、銀行対応とは 融資の申込手続き ではなく、信頼残高を積み上げる仕事だと思っています。
決算後に実績を伝える。
今年の方針を共有する。
今後の見通しを話しておく。
こうした地道な積み重ねがあるからこそ、必要なときに話が早くなります。

資金繰りは、苦しくなってから動くと選択肢が狭まります。
逆に、平時から金融機関と良い関係を作っておけば、打てる手は増えます。
今回の金融機関回りも、その土台づくりの一つです。

一緒に銀行へ行く税理士は まだ珍しいのかもしれません

今回も、金融機関の方から 一緒に銀行へ来る税理士は初めてです といった趣旨の反応をいただきました。
福島県内では、まだ珍しい動きなのかもしれません。

ですが、私はこれを特別なことだとは思っていません。
むしろ、財務顧問として関わる以上、必要であれば現場にも銀行にも足を運ぶのが自然だと考えています。

税理士の仕事を、申告書を作るところまでで終わらせてしまえば、企業にとって使える支援の幅は狭くなります。
決算書を作る。
税務処理を整える。
それはもちろん大前提です。
ですが、本当に価値が出るのは、その先です。

その数字をどう経営に活かすか。
どう銀行に伝えるか。
どう資金繰りの安定につなげるか。
そこまで伴走して初めて、財務支援は生きてくると私は考えています。

財務顧問の役割は 机の上だけでは完結しません

税務処理にとどまらず、企業の最前線で共に動くこと。
それもまた、財務顧問として欠かせない役割です。

社長は、現場を見ながら判断をし、銀行とも向き合い、社員にも責任を負っています。
その中で、数字の整理、説明の補助、財務の視点からの支えがあるだけで、経営判断の精度は変わります。
私は、税理士の価値は 知っていること だけではなく、一緒に動けること にもあると思っています。

銀行対応の場面では特に、その差が出ます。
社長一人では伝えきれないことがある。
銀行側にも専門的な確認がある。
その間に立ち、数字と事業の両方が分かる立場として支える。
これが、私が考える財務顧問の役割です。

地道な対話が 資金繰りの安定をつくります

金融機関との信頼関係は、一度の訪問で完成するものではありません。
決算後の説明。
日頃の相談。
必要な情報共有。
こうした地道な対話の積み重ねが、最終的に資金繰りの安定につながっていきます。

私は、財務とは単なる数字の管理ではなく、会社が続くための安心をつくる仕事だと考えています。
その安心を支える一つが、金融機関との関係です。

今回の金融機関回りも、目の前の決算報告だけでなく、その先の安定を見据えた大切な動きとなりました。
税務処理の外側まで踏み込み、企業の現場で共に動く。
今回もまた、その役割の重みを実感する時間となりました。

新着お知らせ