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【現場会議の運営 #3】主役を現場の人にすると行動につながる

会議の主役を現場に戻すと 数字は動き始めます

顧問先企業にて、現場会議の運営を行いました。
今回のテーマは、主役を現場の人にすると行動につながる、ということです。

数カ月続いていた客数減少は、この3カ月で連続して上昇に転じました。
一旦は下げ止まり、改善の兆しが見え始めています。
ただし、まだ昨年水準には戻っていません。
つまり、数字は少し動き始めたものの、課題が解決したわけではないという状態です。

今回あらためて見えてきた本質は、離脱客への対応でした。
新規客の流入はある。
それでも客数が伸びきらない。
この背景には、離脱を防ぐ取り組みが十分でなかったことがあります。

私は、業績改善では 増やすこと と同じくらい 減らさないこと が重要だと考えています。
今回の現場会議は、その課題に対して、現場が自分たちで動き始める場になりました。

課題の中心は 新規不足ではなく 離脱防止の弱さでした

客数が苦しくなると、多くの現場ではまず新規集客に意識が向きます。
もちろん、新しいお客様を増やすことは重要です。
ですが、今回の状況を整理していくと、問題の中心はそこだけではありませんでした。

新規は入っている。
にもかかわらず、全体としては伸びが弱い。
その理由を掘っていくと、離脱を防ぐ仕組みや行動がまだ十分ではないことが見えてきました。

つまり、入口は動いているのに、出口を止めきれていないということです。
私は、この状態を放置すると、現場はいつまでも新規獲得に追われ続けると考えています。
それでは疲弊しやすく、改善も安定しません。

だからこそ今回は、全社を挙げた 離脱客予防プロジェクト を4チーム体制で始動しました。
単発の対応ではなく、チームで考え、チームで動く形にしたことが大きなポイントです。

会議だけで終わらせないために 会議+実施 へ切り替えました

今回から、会議の運営方法も大きく変えました。
それが、会議+実施 というスタイルです。

従来の会議は、話し合って決めるところまでで終わりやすい。
その場では納得感があっても、現場に戻ると通常業務に流され、後回しになる。
結果として、良い案が出ても動かない。
こうしたことは、多くの職場で起きています。

そこで今回は、会議で決めたことを、その場で動かせるところまで実行する方式に切り替えました。
決めるだけではなく、すぐ着手する。
動けるところまで動く。
この形にすることで、会議と実務の間にある無駄な空白を減らしています。

私は、会議の価値は、良い意見が出たことではなく、現場が動いたことにあると思っています。
その意味で、今回の切り替えは非常に大きな意味を持ちました。

その場で動けると 現場のスピード感が一気に変わります

今回の運営方法の変化に対して、現場からも率直な反応がありました。

通常業務では後回しになることも、会議中に進められるのがありがたい
スピード感が段違い

こうした声が出たことは、とても重要だと感じています。
なぜなら、現場の人たち自身が、動ける設計の違いを実感したということだからです。

現場は、やる気がないから動けないのではありません。
多くの場合、通常業務に埋もれ、着手のきっかけを失っているだけです。
だからこそ、会議の中で最初の一歩まで進めることに意味があります。

私は、人は環境が整えば動けると思っています。
逆に言えば、動けない状態を個人の姿勢の問題だけで片づけるべきではありません。
今回の会議では、そのことを現場の反応からも強く感じました。

会議は 報告の場 ではなく 行動を生む場 であるべきです

会議というと、多くの職場では 報告する場 説明する場 共有する場 になりがちです。
もちろん、それも必要です。
ですが、業績を上げるための会議であるなら、それだけでは足りません。

大切なのは、会議が次の行動を生むことです。
何をやるのか。
誰がやるのか。
どこまでを今この場で進めるのか。
そこまで落とし込めて初めて、会議は成果につながります。

私は、会議は目的ではなく手段だと考えています。
会議をしたという事実には意味がありません。
その会議が、数字を変えるための行動に変わったかどうか。
そこが本質です。

今回の会議+実施スタイルは、まさにその原点に立ち返る試みでした。
話して終わるのではなく、その場で一歩進める。
この違いが、現場の資源を無駄にしない仕組みにつながっています。

主役を現場にすると 行動の責任も当事者意識も変わります

今回の会議で大きかったのは、現場の人たちが 主役 として動いたことです。
上から指示されたことをこなすのではなく、自分たちで考え、自分たちで決め、自分たちでその場で着手する。
この流れがあると、会議の意味が大きく変わります。

私は、行動につながる会議には 当事者意識 が必要だと思っています。
そして、その当事者意識は、現場が主役になったときに最も強く生まれます。

誰かが決めたことをやるのではなく、自分たちで決めたことを動かす。
この違いは大きい。
責任の重さも、行動の速さも、やり切る力も変わってきます。

今回の運営を通じて、現場を主役にすることが、単に雰囲気を良くするだけでなく、業績改善の実行力そのものにつながることを改めて感じました。

人は財 環境が整えば生産性は上がります

私は、人は財だと考えています。
そして今回の会議でも、そのことを改めて実感しました。

現場の人たちは、本来力を持っています。
考える力も、動く力も、改善する力もある。
ただ、それが発揮されるかどうかは、本人の資質だけで決まるものではありません。
環境が整っているかどうかで、大きく変わります。

動きやすい設計があるか。
意見を出しやすい場があるか。
会議が実行につながる形になっているか。
こうした条件が揃うと、人の生産性は確実に高まります。

今回の現場会議は、そのことを数字と反応の両面から確認できた回でした。
客数の改善はまだ途中です。
ですが、主役を現場に戻し、会議を即行動につなげる形ができたことは、大きな前進です。

今回もまた、数字の裏にいる人の力を引き出す、大切な現場支援の時間となりました。

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