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【社員の頭が良くなる研修 第3回】事実を見極める力が、思考の出発点になる

思考の質は 事実をどう扱うか で決まります

基礎講座の第3回を開催しました。
今回のテーマは、事実の判定です。

私は、考える力を高めるうえで最も大切なのは、最初に何を事実として扱うかだと考えています。
どれだけ一生懸命に考えても、出発点がずれていれば、たどり着く結論も行動もずれていきます。
逆に、最初に事実を正しく押さえられれば、思考はかなり安定します。

これまでの講座でも、事実 解釈 行動という3つの要素を扱ってきました。
その中でも、今回あらためて強調したのは、最も重要なのは事実だということです。
事実が土台にあり、その上に解釈が乗り、最後に行動が決まる。
この順番が崩れると、思考は簡単に不安定になります。

多くの人は 事実ではなく解釈をもとに考えてしまいます

私たちは日常の中で、常に何かを考えています。
しかもその多くは、有意識だけでなく無意識でも進んでいます。
ですが、その思考の中身を丁寧に見ていくと、実は事実ではなく解釈をもとに考えていることが少なくありません。

こうに違いない。
きっとそういう意味だ。
前もそうだったから今回も同じだろう。
こうした考えは、一見自然ですが、事実とは限りません。
それでも人は、その解釈を事実のように扱ってしまい、そのまま行動につなげてしまいます。

その結果、誤った行動や習慣につながることがあります。
しかも厄介なのは、それが間違っていると気づかないまま、何年も繰り返してしまうことです。
私は、この 解釈を事実と思い込む癖 が、仕事でも生活でも多くの停滞を生むと考えています。

思うような成果が出ないなら まず事実を疑う必要があります

身近な例でいえば、食事、生活、運動習慣なども同じです。
頑張っているつもりなのに結果が出ない。
続けているのに変化が薄い。
そうしたとき、必要なのは根性論ではありません。

まず、その行動が本当に事実に基づいているのかを疑うことです。
正しいと思っていることが、実は思い込みかもしれない。
必要だと思って続けていることが、解釈ベースの行動かもしれない。
ここを見直さない限り、努力の方向は簡単にずれます。

私は、成果が出ないときに大切なのは、もっと頑張ることではなく、出発点を点検することだと思っています。
その出発点とは、何を事実として扱っているかです。
今回の講座では、この視点を実感していただくことを重視しました。

事実を正しく捉えることが すべての出発点になります

今回の研修では、まず事実を正しく捉えることが、すべての出発点になると整理しました。
ここが曖昧なままでは、その先にどれだけ立派な分析や行動計画があっても、精度は上がりません。

私は、考える力とは、難しいことを複雑に扱う力ではなく、まず事実と解釈を分ける力だと思っています。
この土台がある人は、感情や雰囲気に流されにくくなります。
問題が起きたときにも、何が起きているのかを落ち着いて見られるようになります。
その結果、結論も行動も、かなり変わってきます。

今回の講座では、この感覚を頭で理解するだけでなく、自分の中にあるもやもやを材料にしながら体験していただきました。

事実の3類型を使うと もやもやは整理しやすくなります

研修では、事実の3類型を軸にワークを実施しました。
受講者自身が抱えているもやもやや課題感を、そのまま曖昧に扱うのではなく、事実ベースで分解していく形です。

人は、もやもやしているときほど、頭の中で事実と解釈が混ざっています。
何となく嫌だ。
うまくいかない気がする。
引っかかっているが言葉にできない。
こうした状態を放置すると、結局何をどう直せばよいのか分からないままになります。

ですが、事実の類型に沿って整理していくと、頭の中にある曖昧なものが少しずつ輪郭を持ち始めます。
何が事実なのか。
どこからが自分の解釈なのか。
その解釈を前提にどんな行動を取っていたのか。
ここまで見えるようになると、次に何をすべきかがかなり明確になります。

私は、思考法の価値は、頭が良さそうに見えることではなく、もやもやを整理して次の行動に変えられることにあると思っています。
今回のワークは、まさにそのための時間でした。

事実ベースで考えると 結論と行動が変わり始めます

今回のワークでは、受講者自身の課題を事実ベースで分解し、そこから結論や今後の行動につなげていただきました。
この流れが非常に重要です。

考え方の研修は、理解した気になるだけで終わりやすい。
ですが、実際に自分の課題で使ってみると、思った以上に見え方が変わります。
それまで解釈だと思っていなかったものが、実は思い込みだったと気づく。
逆に、ぼんやりしていた問題の中に、はっきりした事実が見つかる。
その結果、結論も、次の一歩も変わっていきます。

私は、思考の研修で本当に価値があるのは、この 自分の中で使えた という感覚だと思っています。
今回の講座では、その手応えを持っていただけたように感じています。

正しい事実認定は 実務の速度も精度も変えます

今回参加された先生方からは、

課題が解決された
さっそくこの考え方を実務に取り入れたい
正しい事実認定の重要性と、この方法の簡単さを実感した

といった声をいただきました。

私は、この反応は非常に大きいと思っています。
なぜなら、事実をどう扱うかが変わると、実務の速度も精度も変わるからです。

相談を受けたとき。
お客様の話を聞くとき。
社内で問題が起きたとき。
指導や判断が必要なとき。
こうした場面では、まず事実を見極める力が必要です。
そこが曖昧だと、対応はどうしてもぶれます。

逆に、正しい事実認定ができる人は、問題を必要以上に広げず、落ち着いて整理できます。
その結果、判断も早くなり、行動の無駄も減ります。
私は、これが思考の質であり、成果のスピードを変える本質だと考えています。

思考の出発点を整えることが 実務力を育てます

事実をどう扱うか。
この一点が、思考の質を左右し、成果のスピードを変えていきます。
だからこそ、私はこのテーマを基礎の段階でしっかり扱う意味が大きいと思っています。

テクニックや応用は、そのあとでも学べます。
ですが、出発点である事実の扱い方が曖昧なままだと、その先の技術も不安定になります。
今回の第3回は、まさにその土台を整える回でした。

今後も、こうした実務で使える思考法を、段階的に積み重ねていきます。
今回もまた、考える力を仕事の現場で使える力へ変えていく、大切な時間となりました。

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